最近のテレビ・ラジオ放送予定及び主な放送履歴


  平成25年12月5日 テレビ朝日 「おはよう朝日です」

「冬場に多い心臓突然死」

心室細動を防ぐマグネシウム摂取
 急性心筋梗塞、心臓突然死の予防には、マグネシウム“にがり水”摂取が必須条件であることを伝えることができました。今回のリポーターは、島田大アナウンサーです。
  急性心筋梗塞の発症から病院到着まで4割が心臓突然死で死亡します。この間の一般市民による心肺蘇生法、AEDよる救命処置がようやく普及して来ました。急性心筋梗塞は病院に入院できれば、死亡率は5%以下で社会復帰できるまで医療体制は整っています。
  心臓突然死は心室細動によって起こります。心筋梗塞が心室細動に移行する要因には、交感神経亢進と血中遊離脂肪酸の増加があります。この両者の影響を抑える作用がマグネシウムです。

  「けさのクローズアップ ☆急増!心臓突然死の予防法」に今回のインタビュー内容が掲載されています。
 
http://asahi.co.jp/ohaasa/week/backnum/20131205.html

インタビュー内容
  平成25年5月27日 朝日放送ラジオ 「おはようパーソナリティ 道上洋三です」

「熱中症予防に何が大事なのか」
  急に暑くなってきて、今年も熱中症の季節がやってきました。 
  熱中症の病態は3つに分類され、T度:熱痙攣、U度:熱疲労、V度:熱射病に分けられます。
 T度の熱痙攣は、水分は充分に摂取していますが、ミネラル成分を摂取していない場合で、スポーツ時の筋肉痙攣、夜間の“こむら返り”が起こります。塩分を行っていても起こります。
  日本では、塩分摂取と言えば、通常、食塩で、外国では、岩塩が普通です。両者の異なる点は、“にがり”成分が含まれているかです。
  “にがり”成分の中に含まれているマグネシウムが、不足すると筋肉痙攣を起こすのです。
 U度の熱疲労は、水分摂取不足による脱水です。血液は脱水によりドロドロ状態になり、頭痛、ふらつきが起こります。さらに、水分不足が進むと、心臓から送り出す血液量が減少して、血圧低下と血圧を上げるために手足の血管収縮が起こります。全身の皮膚は、発汗により体内の熱を放散するラジエターの役割をしています。熱の放散が障害されると身体に熱がこもり(鬱熱状態)となり、体内温度が上昇します。
  V度の熱射病は、体温が40度を超え、全身の組織のタンパク凝固が起こり、細胞死に至ります。手遅れにならないためにも、U度の段階で対処することが大切です。
 
  平成24年1月21日 テレビ朝日 「おはよう朝日土曜日です」

「安全な入浴法」

入浴突然死の原因と予防

 入浴時の突然死は、年間4000人前後あり、特に冬場に多く見られます。 今回、河島あみるさんのインタビューを受けました。
 脱衣場、浴室の温度が冷えていると、寒冷刺激により末梢血管は収縮して血圧が上昇します。さらに、急いで湯船に浸かると、全身の静脈が水圧により押しつぶされ、血液は一時に心臓に集まり、心臓からの血液の送り出しが増えて血圧が増加することになります。
 一時的な血圧上昇に対して、延髄にある血管中枢は交感神経の反応を抑え、副交感神経の反応を亢進させ、その結果、全身の末梢血管が拡張し血圧は低下し、リラクゼーションの状態になります。
 冬場は水を飲む量が減っており、脱水傾向になっていることが多く、長時間の入浴は発汗によりさらに脱水が進行し、血液もドロドロになります。心筋梗塞、脳梗塞の原因となります。
 15分間以上の入浴中には500ccの“にがり水”を飲み、脱水を予防する心がけが必要です。
 放送時のインタビュー内容です。

  平成23年12月29日 朝日放送ラジオ 「おはようパーソナリティ 道上洋三です」

「正月の餅の喉詰めの救助法」 吸引ノズルの紹介
 日本の正月には、必ず食べる餅は、喉詰めによる気道閉塞の原因となり、毎年、死亡事故のニュースがニュースが新聞に報道される。
  特に高齢者は、食べ物を飲み込む嚥下運動機能の低下と物が詰まった時の咳嗽反射が低下しており、さらに、唾液量の減少により食べ物が喉に詰まりやすい状態になっている。
  気道閉塞に対する救助法として、背部強打法とハイムリック法があるが、いずれも、固形物が喉に詰まった時に、胸腔内圧を急激に上げて“水鉄砲”の原理で吐き出す方法である。
  しかし、餅に関しては、粘り気があり、必ずしも有効ではない。
  県立姫路循環器病センター救命救急センター長時代の20年前に開発したのが、吸引ノズルである。長さ35cm、口径13mmの塩ビチューブ(吸引ノズル)を喉の奥に突っ込み、掃除機の先端に取り付け、掃除機のスイッチを入れれば、容易に餅を取り出すことが出来る。
  実際の手順については、ホームページ に動画にて説明している。

  平成22年2月14日 「Newsゆう」 朝日放送

時流 「AEDの現状と課題

  2000年心肺蘇生法国際ガイドラインにて一般市民が使用するAEDによる心臓突然死の救命法が提唱された。 

 平成15(2003)6月に「兵庫県において一般市民によるAED使用」を求める構造改革特区申請を行い、平成16(2004)7月から全国において一般市民によるAED使用が認められることになった。今や全国で30万台以上のAEDが設置されている。

 ガイドラインは改定ごとに単純化され、AEDを使用すれば誰にでも救命できる簡単な手順になっているが、目の前で人が倒れて時、まず、「大丈夫ですか」と声をかける勇気がなければ命は救えないことを銘記すべきである。

 今の日本人に求められるものは、声をかける「勇気」命を感じる「必死さ」である。

  平成18年10月10日 「Newsゆう」 朝日放送
  
  「心臓突然死を防ぐために」

  平成18年9月30日から10月10日に開催された「のじぎく兵庫国体」は、兵庫県全市町で157競技が行われた。救急医療の観点からは、緊急時の対応が広範囲であるがゆえに問題があった。
  この不利な条件を克服すべく、平成13年(2001年)から兵庫県医師会を中心に「のじぎく兵庫国体」に向けてAEDの全市町への普及啓発活動をスタートした。
  157競技会場のみならず25000人の選手団の受け入れ宿泊施設にもAEDを設置し、大会関係者、ボランティアのみならず地域住民がAED講習を受け、まさに、史上初の「AED国体」が誕生した。
  スポーツ時の心臓突然死は、冠動脈疾患の危険因子を持っている人が、無理な運動による
運動時高血圧が冠動脈内プラーク(脂肪コブ)の被膜を破綻させます。 それを修復しようと血小板凝集が起こり、血小板血栓が冠動脈を閉塞することにより心筋梗塞、心臓突然死が発症します。
  当クリニックでは、冠動脈疾患危険因子の分析に加え、
運動負荷試験により運動時高血圧、心筋虚血の有無を診断いたします。それにもとづいて、適切な運動指導を行います。

  平成17年12月14日 「っちゅーねん」 毎日放送



「誰でも人の命が救えるAEDとは?」

  今話題のロザン宇治原さんのコーナーの取材を受けました。
  AEDの一般使用が認可されて以来、公共施設、学校を中心に設置されており、神戸市はAED普及率日本一と番組で紹介されました。
  しかし、三宮駅前での一般市民のインタビューでは、AEDのことを知っている人は少なく、今後、メディアを通して、広くAEDの名前を広めていく必要があります。
  兵庫県医師会、健康スポーツ関連施設連絡協議会が中心となってAED設置マークを提案しています。 このマークは、建物内にAEDが設置されていることを一般市民に知ってもらうシンボルマークです。

  平成17年4月6日 「ムーブ」 朝日放送

 誰にでもできる心臓電気ショック
  河村循環器病クリニックを開業して初めてのテレビ取材です。
  平成16年7月に一般市民によるAED使用が認められてから、急速に公共施設を中心にAEDの設置が広まっています。
  しかし、目の前で突然、人が倒れた時、すぐさま意識の確認を行い、意識がなければ、すぐさま「救急車を呼んで!」「AEDを持ってきて!」と叫ぶ人がいなければ、AEDは救命には何の役にも立ちません。
  今後、ますます、「意識がなければ、救急車、AED」が一般市民の共通認識になるAED啓発運動が求められます。

  平成16年4月24日 「みかさつかさ」 毎日放送
 あなたは、愛する人を救うことができますか 
  今年の7月を目処に、厚労省は一般市民を対象としたAED講習会の指針を出す予定で、「非医療従事者によるAEDの使用のあり方検討会」の討論中です。
  自動体外式除細動器(AED)を使用すれば、5分以内で死亡する最も重症な不整脈である心室細動に対して電気ショックにて心拍を正常に戻すことができる最新医療機器です。多くの人命を救うことができる点でまさにノーベル賞に値します。
  「心室細動は、住民が救える唯一の心臓病です」を今後のAED普及啓発の旗頭にしていこうと思っています。

  平成16年1月7日 「おはよう朝日です」 朝日放送
 知られざるコレステロールの世界 
 
  コレステロールが高いだけでは心筋梗塞にも脳梗塞にもなりません。喫煙、糖尿病、高血圧、肥満などの酸化ストレスに問題があります。
  コレステロールの中の悪玉(LDL)コレステロールが
酸化ストレスにより酸化LDLに変化することが動脈硬化の原因です.

平成15年以前の放送履歴 


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