高中性脂肪血症の血液の流れは粘っこくなる

 


 空腹時の血中中性脂肪の正常範囲の上限は150mg/dlですが、脂肪を燃焼させる有酸素運動を定期的に行っている人は100mg/dl以内が普通です。

  高中性脂肪血症は2次的に動脈硬化を防ぐ善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させます。過食と運動不足の原因により高中性脂肪血症が発症しますが、同時に糖代謝異常を伴った例では動脈硬化が著明に進行し、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞の危険性が高まります。
 
  高中性脂肪血症は血栓傾向を増長すると言われておりますが、実際に高中性脂肪血症の方の血流計測を行った所、血球の塊(血小板の凝集)が人工毛細管の流れをせき止めて粘っこく流れる様子が観察されました。

  しかし、深層水(マグネシウムを含んだ)を飲んだ後では、同じ血液でもサラサラに流れることを確認しました。「vol.13」でも紹介しましたが、寝る前には必ずコップ一杯の水(できれば深層水)を飲む習慣が心筋梗塞、脳梗塞の予防になります。



Copyright (C) Tsuyoshi Kawamura, M.D.