宮本武蔵の「五輪書」にも書かれている脊椎ストレッチウォーキング法

 


 水の巻には兵法の姿勢と足の運び方の記述があるが、まさに脊椎ストレッチウォーキングそのものであることに驚いた。

  「首筋を真っ直ぐに、背筋をしゃんとし、尻を出さず、腰がかがまないように、くさびを締める」「あごは少し出す感じ」「足の運びは、つま先を少し浮かして、踵を強く踏む」などど書かれている。

  達人の太刀の構えは、不偏不動かつ自由闊達な姿勢、まさにバランスのとれた静止から瞬時に繰り出す自由な動きである。

  この中で「くさびを締める」とは、帯をひねって腰を締めることであり、お腹を引き締め、胸を張り出すことになる。日々の心がけとして、「日常の身を兵法の身とし、兵法の身を日常の身とする」と書かれており、日常から堂々たる姿勢であることを求めている。

  兵庫県立健康センターが推奨する脊椎ストレッチウォーキングは、剣術の達人の武蔵が会得した極意の1つである。



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