塩分半減 素材の味を楽しもう

 塩分のとりすぎは、血圧を高くする要因の一つとされています。血圧が高くなることは、高血圧、脳卒中、心臓病、胃がんの原因となります。日本人の食塩摂取量の目標は1日10g以下(健康日本21)です。

 塩分控えめのテクニックを身につけましょう。

 一日きちんと3度の食事 もう少し食べたいところでごちそうさま

 私たちのからだは固有のリズムをもっており、不規則な食生活を続けていると体調も崩れやすくなります。

 特に朝食は大切です。朝食を抜くと、勉強や仕事にも悪影響を及ぼすといわれています。また、遅い夕食や夕食での1日のまとめ食い等は、肥満を助長することにもなります。適正な体重を維持するためにも、1日3回きちんと食事をとり、食べすぎには注意しましょう。

 一工夫 油と脂をひかえた 和食の料理

 現代は飽食の時代といわれ、日常の食生活も欧米化がすすみ動物性脂肪やコレステロールを多く含んだ食品の摂取量が増加傾向にあります。コレステロールの過剰摂取は肥満や心臓病につながる恐れがあります。

 そこで、油と脂をひかえた、主食、主菜、副菜のそろったバランスのよい伝統的な和食のよさを再認識し、毎日の食生活に取り入れてみましょう。

 乳製品の幅広い活用で なごやか家族

 カルシウムには、骨形成と精神安定剤としての働きがあります。慢性的なカルシウム不足が続くと、骨のカルシウムは次第に失われ、寝たきりの原因の1つである骨粗しょう症につながっていく可能性があります。積極的にカルシウムを補給するため、日頃ろから乳製品や小魚、緑黄色野菜等をとるように心がけましょう。

 煮た野菜も たっぷり食べて 気分スッキリ

 野菜は、ビタミンやカルシウムなどミネラルの重要な供給源です。また動脈硬化や大腸がんを予防する食物繊維も多く含んでいます。生野菜に比べ煮た野菜(ほうれんそう、はくさい、キャベツ、水菜、こまつ菜等)は、煮ることにより、かさが半分以下になるのでたくさん食べられ、1回に多量の食物繊維が摂取できます。


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